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大会における持ち時間

 大会において、たまに時間切れによる切れ負けや時計の押し忘れによるトラブルが発生します。将棋以外の部分で勝負がついたりすると、見ていてもやりきれなさが残ります。年配の方の中には時計の押し忘れや短い秒読みが苦手で、大会を敬遠するかたもおります。当地域では持ち時間15分秒読み30秒が一般的ですが、この方法がはたしてベストなのでしょうか。より良い方法がないか検討してみたいと思います。シチズンの対局時計「ザ・名人戦DIT-40」には各種方法がありますので、その時計を使うことを前提に考えてみたいと思います。

秒読み回数
 従来の方法にプラスして何回かの考慮時間を設ける方法です。NHK杯をイメージしてもらえらば、わかりやすいでしょうか。切れ負けが心配な人は1・2回考慮時間を残しておけば、ある程度切れ負けを防ぐことができます。ほかに、時間を使いたいときに割り振ることができるので、より質の高い将棋を指すことができるかと思います。

 (例) 持ち時間10分 秒読み30秒 秒読み回数10回(30秒)

フィッシャー方式
 主にチェスの大会で用いられているようです。Yahoo将棋ではこのモードで対局することができます。持ち時間を有効に活用でき、メリハリのある対局ができます。秒読みがカウントダウン方式になるので、最初は戸惑うかもしれません。持ち時間が無くなってしまうと、下の例だと15秒将棋になってしまい、切れ負けが増える可能性があります。

 (例) 持ち時間10分 加算時間15秒 

カナダ式
 持ち時間が切れた後、規定手数ごとに規定時間が繰り返されます。通常の方式より秒読みでの時間の使い道に自由度があります。ただ、最初に時間を使いすぎると最後の数手であわてることになります。

 (例)持ち時間15分 10手5分(一手30秒平均)の繰り返し。

シャンチー国際式
 持ち時間内に規定手数をクリアした後、一手ごとの秒読みとなります。いろいろの組み合わせができそうですが、どう活用したらいいのかわかりません。

 (例)   持ち時間15分(30手)、持ち時間5分(10手)が4回、一手30秒

その他、時計の切れ負けに有効と思われる方式

*読み上げ係りをつける
 
対局者が時計を押さなければ、対局時計によるトラブルが発生しません。
 ただ、読み上げ係りが間違ったり、対局者を気遣って最後の30秒を読まなかったりする可能性があり、必ずしもベストな方法とは言えないと思います。

*24の早指し2
 
多くの人にとってなじみのある方式だと思います。持ち時間なしの秒読み30秒で1分間の考慮時間があります。時間切れの回避や終盤での時間の使い方の自由度という点ではこの方法が優れていると思います。これに持ち時間を10分ぐらいつけることができれば、大会にもってこいだと思います。しかし、これに対応した時計はないと思うので、実現することはないでしょう。

(例) 持ち時間10分 秒読み30秒 考慮時間5分

 八戸支部ではこれまでDIT-10を使っておらず、近年のリプレイスでDIT-40に切り替えることができました。ですので、フィッシャーモードや秒読み回数式をやろうと思えばできます。秒読み回数式をどこかの大会で試験的にできないものかと思います。南部場所で試すとして、フィッシャー方式より、秒読み回数をプラスした方式のほうがトラブルは少ないでしょうか。

 全国各地でもいろいろな持ち時間を試してほしいと思いますが、おそらく使われている対局時計は「ザ・名人戦DIT-10」がほとんどで持ち時間+秒読みしか選べないと思うので、難しいと思います。DIT-10は壊れにくく優秀な時計なので、リプレイスも進まないと思います。新しい時計にならないとこのあたりも変わってこないのでしょうね。
 対局者が盤上に集中できて、つまらないトラブルで決着がついたりしないような方式はないか、果たして現在の方式がベストなのか広く議論されてほしいなと思います。

 

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