りんご大会 余話
掲示板に奈良岡さんなどから、面白いレポートを書いていただいておりますが、それが消えてしまうのはもったいない! ということで、こちらに貼り付けてみることにします。
以下、掲示板より
「りんご大会」余話1 投稿者:奈良岡 実
投稿日:2007年11月 5日(月)10時20分56秒 返信・引用
りんご大会・前夜祭のネタ集です。レポートにまとめる時間はないので思いつくままに書き連ねていきます。主人公は仮の名前で「みーくん」としておきましょう。
【万全の立ち上がり】
数年前のりんご記念大会もそうだったが、みーくんは会場に着くまえの道程で騒動を起こしてることが多い。今回は医師で県連副会長の村上先生と一緒。途中、「浄仙寺」に立ち寄ってコーヒーとドーナツをいただき、「中野の紅葉」を見物して黒石入り。本来の知性にふさわしい優雅なスタートとなった。
【ただいま勉強中】
会場に着くと、すでに何人かが小林健二・九段、瀬川晶司四段の指導対局を受けていた。中で高校在学時に県GCとなり、立命館大学に進学、大学でのタイトル獲得やアマ戦の上位多数の鈴木雄貴君を発見。鈴木君は現在、法律の勉強中だそうで、将棋には二年間まったく触れていないとのこと。何を隠そう、一年後輩でプロ棋戦で勝利を挙げた山中恵介君は、大学院に進んで理系の研究をしてるそうだ。たとえ全国優勝者となっても、人間としてだらしないのでは意味がない。将棋に集中する時期は有ってもいいが、自分を確立するために集中しなければいけない時期もある。青森将棋界出身者は社会人としてしっかり自立し、その上で全国上位を目指して戦って欲しい。
【前夜祭】
前夜祭は市長や地元出身の県会議員も出席し、いつものように盛会となった。市長さんは県連推薦で5段の免状を持っている。ここも快調なスタートだったが、ビールのあとの日本酒がなかなか出てこない。みーくん、地元幹事の方に「うう、酒、酒」と頼むもなぜか「お泊まりは○※▲☆◇」という返答。日本人同士の会話にならなかった。しばらくして仲居さんがお銚子を持ってきたので強奪。やっと刺身が食べられるぜい。
りんご大会余話2 投稿者:奈良岡 実
投稿日:2007年11月 5日(月)11時06分40秒 返信・引用 編集済
他の掲示板を見ると、長文を書き込むと消えることがあるみたい。それは恐ろしすぎるので小分けにします。
【二次会のバトル】
二次会はカラオケスナックで。昼の指導対局会で二年ぶりとは思えないような強さを見せていた鈴木君、第二ラウンドが始まる。10秒将棋でまずはコバケン先生と。秒読み時計が無かったのでみーくんが秒読み係を買って出る。実は秒針付きの時計を持ってる人も居なかったのだが「平気、平気、いつもこれでやってるから。55秒、6、7、8」と、対局者に分からないように秒針無しの秒読み。毎週大会やってると、どんな事態でも即応できるんだもんね。瀬川プロも参戦し、『プロ3人』の勝敗は1勝1敗の三つ巴でした。ただし、二次会の最重点競技はコバケン先生の圧勝。92点、93点のハイスコアを次々と叩き出す。地元の方が90点越えで一矢報いたがみーくんの「いま誰が歌ったの?HPに書くから」という話にはみなさんが「俺、俺」。これじゃ犯人が特定出来ませんがな。
【温泉付き個室】
宿泊は「宝温泉」。小林プロ、瀬川プロ、村上先生、みーくんの四人がお泊まり組。各自の部屋に余裕で3~4人入れそうな温泉が付いている。床は丸い小石なんかが敷き詰められていて、お湯はつるつると肌にからみつく。それを独り占め。とっても気分はいいのだが、あっというまに小銭がなくなったぜい。自動販売機君はお腹一杯かな。
【朝食】
朝風呂から出てテレビをつけると、前夜の宴会場が偶然出ていた。「けの汁」という郷土料理を紹介していたのだが、番組の目的は「かのしる」を発見すること。後にみーくんはそれを手にすることになるのだが。テレビを消して朝食場に行くと、村上先生と瀬川プロがいた。黒石のお米は美味しいし、美味しく食べられるもう一つの理由があるのでたくさん食べる。瀬川プロは口が堅そうなので大丈夫のはずだ。
りんご大会余話3 投稿者:奈良岡 実
投稿日:2007年11月 5日(月)11時46分53秒 返信・引用
【師匠の信頼感】
全国いろんな地域のHPを見てると、各地に立派な先生方がいて、折りに触れて門弟にする話には感銘を受ける人が多いようだ。しかし、みーくんのところだけは師匠が何か話をすると「うそくせー」「そんなわけないじゃん」「先生って、いつもうそばかりついてるんだもん」とさんざんである。自分で言うのもなんだが、みーくんの教室は全国の高名な教室と遜色のない実績がある。したがって師匠は、各地の素晴らしい先生方と方を並べるくらい立派な人物と思って間違いはないのではないか。でも今回は「中野の紅葉は素晴らしいが、熊が出るので3匹倒してきた」と言ったが信じてもらえなかった。
【酔っぱらい疑惑】
子どもたちより問題なのは♀軍である。女共はひとかたまりになっていて、その責めには容赦がない。みーくんが近づいて話しかけると「お酒の匂いがする」「先生、まだ酔っぱらってるんじゃない?」大きいのや中くらいのが言うと、小さいのが本気にしてしまうではないか。まったくのぬれぎぬで、みーくんは朝風呂から出て朝食の時に缶ビールを飲んだくらいで酔っぱらうことは無いのである。瀬川プロを証人に立て「昨夜はみんなほどほどにしてましたよね」との話にして、ようやく追求を逃れた。
【かのしる】
お昼時、孝太郎母が「ユニバースにおにぎりを買いに行って来ますのでついでがありましたら」。ユニバースって入ったことがないので付いていくと、中で朝の「果の汁」を発見した。黒石特産の人参とりんごをミックスしたジュースで、名物なのだそうである。けど、買って帰ると黒石支部の人は誰も知らなかった。
【つゆ焼きそば】
黒石名物をもう一つ。プロの先生方にのお昼は「つゆ焼きそば」をお薦めした。他の地域の人のために説明すると、まず、まったく普通のソース焼きそばがある。それを丼に入ったうどんのつゆのようなのに入れて、ネギや揚げ玉を加えていただくのである。話を聞くとたいていびびるが、プロの先生方には「この機会を逃すと一生その味を知らないで終わるかも知れません」とてきとーなことを言って体験してらった。俊介・佳織母が地元の有名店を探して行ったらけっこう良かったそうである。
りんご大会余話4 投稿者:奈良岡 実
投稿日:2007年11月 5日(月)12時45分18秒 返信・引用
【超能力者】
北畠先生が教え子の将棋を見るためにお昼頃、会場入り。みーくんを見つけると
「眠いんじゃない?」
「ものすごく眠い」
それにしても、普通に振る舞っているのに、何も話さないのに、どうして眠いって分かるんだろう。もしかしたら人の心を読む超能力でも持っているんじゃないか。将棋の力量は向こうが少し上だとしても、心まで読まれているんじゃ勝てないはずだ。
【実らなかった研究】
前日の指導対局会で旦代四段が小林九段に質問。
旦代「青森のある人とこのような形によくなるのですが、ここからの指し方がよく分からなくて」
小林「ひと目こう行きますか」
旦代「するとこれこれこうなるんです」
その中に大変高度な手があり
小林「うっ、その相手はアマでも4,5段指す方ですね。じゃ少し本腰をいれて考えますか」
その将棋は徹底的に解明された。口の堅いみーくん、朝、佐々木潤一・五段が入ってくると
「昨日の指導対局会で旦代さんが超強敵にこれこれこういう将棋で苦戦してるって小林先生に質問しててね、ぼくは旦代さんほどの強豪を困らせる人が誰なのかまったく見当がつかないんだけど、相当有力な手順が出たみたいだよ」
佐々木「旦代さん、汚な~い」
ところが旦代さん、予選で敵玉がほぼ必至で自玉が金銀四枚の囲いで詰まないのに、詰んでると勘違いし、投了。超強豪と当たる前に敗れました。これが今回の結果を左右したかな。
【正直者】
トーナメントは三浦行君と当たってお役ご免となり、村上先生と佳織が瀬川プロに受けていた指導対局も終わったので帰る。決勝は、三浦君と潤一君が席に着いたばかりだった。道場に戻ってしばらくすると潤一君帰還。
「優勝おめでとう」
「あれ、何で分かったの?」
「入ってくるときの雰囲気で分かるよ」
で、旦代さんの投了場面なんかを見ているうちに船橋君から旦代さんの携帯に連絡事項の確認電話。ついでにりんご大会の優勝者を伝えると電話越しに「ええーっっ!!!」という驚愕の声。
ここの門下は誰かを反面教師にしているみたいで、正直者が多いようだ。その結果
佐々木「もうー、なんだあの驚きっぷりは。高校新人戦の優勝祝いでごちそうしてあげようかと思ってたのに、もうおごってやんない」
やっぱり若い人は嘘のつきかたを覚えた方がいいんじゃないかな。将来○○とつきあうときに役に立つはずだから。
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