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名人戦第六局

二日目7時過ぎに会場に向かい、大判解説を聞きに行きました。夕食休憩前で森内勝勢で、ついた時点で勝敗がついてしまっているかなと心配して向かいましたが、まだ続いておりホッと一安心。 
 途中、郷田九段が良くなる変化もあったようですが、流れとすれば森内優勢で推移していたと思います。すぐに終わるものと思って会場についてから、すでに3時間が経過し、体調不良もあり早く決まってほしいなと思ったりしてました。途中、王手・飛車・龍取りのいう素人将棋でも見られないような局面もあり、森内永世名人誕生かと雰囲気に会場は包まれました。それが、急転直下の逆転劇。素人ではよくありそうな場面ですが、プロの、それも永世名人がかかった一番では有り得ない大逆転劇でした。
 投了の瞬間、どよめきと半分ぐらいの観客から拍手がありました。森内永世名人を期待していた自分としては、その拍手を一瞬理解できませんでした。
 永世名人誕生の場に立ち会えればいいやと思って参加した一将棋ファンにさえ、この敗戦は衝撃的でした。
まして、指している本人のショックはどれほどのものでしょう。自虐の念を抱えながらの1時間半の感想戦はどの心境だったのでしょうか。 ちょっとした読み抜けで、人生が大きく変わってしまうことに、勝負の世界の恐ろしさを感じました。仕事上でもうっかりやポカが日常茶飯事の自分には到底足を踏み入れることができない世界だと思いました。
 一つの負けでさえ、自分の存在意義を全否定されるほど辛いと言われているのに、これだけの大一番で、大逆転劇を許してしまった森内名人は果たして自分自身を許せるものでしょうか。もう一番あるのだから、この一戦のことは忘れて次の一番に勝てばいいと第三者は気楽にいえますが、一つの勝負に命運をかけている人間にとってそれは、決して簡単なことではないと思います。 解説で、島八段が将棋の世界は、相手を格付けしあう強烈な序列社会であり、羽生・森内・佐藤と多く指した島八段は彼らから強烈に自分の序列を植えつけられているというようなことをおっしゃってました。
 今回初めて現地で解説を聞きましたが、いい勝負を見れたと単純に喜ぶ気持ちになれません。勝負の世界の恐ろしさに、この世界には近づきたくないなというのが率直な感想です。

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