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2006年12月

棋譜の解説

今日のデーリー東北の将棋欄に書かれていますが、深浦先生に顧問になっていただいてから、決勝戦の棋譜にコメントを頂いています。それもB4ぐらいの用紙に手書きでびっしりと。一度見せてもらいましたが、本当に感激物です。A級順位戦や棋王戦など重要な戦いが続いている中、どれほどの時間をこのコメントに費やしているのかと思うと本当に頭の下がる思いです。書く側は大変だと思いますが、それを受け取る側にとってはこれ以上のものは無いと思います。私も一度でいいのであの直筆のコメントが書かれたコピーをいただきたい!そのためには、決勝までいかないといけませんが、これまでであれば、私のようなナンチャッテ三段だと四段位獲得戦ぐらいしか決勝に進むチャンスはありませんでした。しかし、来年からは大会のクラス分けも若干変更があり、例えば三段以下戦のような私にもチャンスがあるクラスも大会によってはできるようです。

第42期県王将戦

予選
日 時 平成19年1月7日(日) 午前9時45分集合
会 場 青森県将棋連盟青森支部道場(青森市緑3丁目)
参加料 一般・大学生 2000円
     中・高校生   1500円 
     小学生     1000円
競 技 予選で7人を選び、第41期王将の中川慧梧五段を加え、
     決勝を行う。新王将位には7月に秋田市で開かれる東北
     六県大会への出場資格が与えられる。
審判長 青森県将棋連盟 館山繁大会担当幹事

申込み はがきに住所、氏名、電話番号を明記して
     〒030-0180 青森市第二問屋町3の1の89
     東奥日報社事業部へ。
     当日会場でも受け付ける。

決勝
日 時 平成19年1月14日(日) 午前10時対局開始
会 場 青森県将棋連盟青森支部道場


主 催 青森県将棋連盟
     東奥日報社

2006年青森県将棋界10大ニュース

奈良岡さんに掲示板へ書き込んでいただきましたので、転載いたします。

①東北六県50回記念5人制大会本県開催
 東北六県将棋大会が、半世紀という大きな節目を迎えた。持ち回りの開催当番となったのが本県。誰もやったことのない5人制の運営を、主催社と地元愛好者の協力で行うことができた。また、地元代表の本県チームは、過半数を小・中学生が占めるという構成で注目を集める。結果は5位だが、将来に期待を抱かせる大会だった。

②阿部光瑠君、全国小学生倉敷王将戦で優勝
 プロ棋界では、有力な手法を発見すると、それで「3年はメシが食える」というらしい。私も光瑠君を発見したとき「6年はメシが食える」と思った。プロと違って収入になるという意味でなく、全国優勝を狙える代表を本県から出せるという意味で。将棋を覚えて二年も経っていない8月に小学生全国優勝。ところが、直後の奨励会入りで、早くも県棋界から引退。またメシの種を探さなくては。

③相馬美咲さん、全国高校新人戦女子の部優勝
 ②と③と④の順番は難しかった。同着でもいいけど、全国という舞台を重視した。光瑠君は奨励会合格が高ポイント。美咲の場合は本県初の女子全国優勝で、山中君に続きこの大会男女の制覇。もう一つの高校女子選抜準優勝も付け加えたい。

④中川慧梧君、県タイトルをほぼ独占。
 中川君が今年急成長。県三大タイトルを始め、主要棋戦の優勝をほぼ独占した。この年代としてはケタ外れの実績であり、今後は全国トップへの成長がが期待される。

⑤全国中学選抜男子2位・女子3位の活躍
 天童市で開かれた全国中学選抜選手権で中川慧梧君が男子の部準優勝。工藤佳織さんが女子の部3位。男女揃っての好成績を得た。こちらも来年以降は今回以上の成績が期待できる。

⑥中央棋界変革の影響、本県にも波及
 中央棋界に名人戦主催問題、女流棋士会の独立という大きな変革が起こった。それに伴い、文部科学大臣杯の変更など、本県にも影響が波及。県内に最も影響が大きいのは「全国県連代表者会議」の定期的な開催で、地方の声を中央に届けることができるようになった。第一回では本県からの提言が多くの出席者に支持されたと思う。これからは中央棋界と協力して、県棋界の一層の充実に努めたい。

⑦相次いで巨星を失う
 昨年の林和郎前県連会長に続き、八戸の将棋界を創り上げ、長年支柱であり続けた池田修一7段が逝去された。県の南北で大きな存在を失ったことになり、県将棋界に大きな打撃となった。残された人たちは個人の遺志をくみ、県棋界運営に努めなければならない。

⑧第8回将棋まつり成功
 毎年のように危機に見舞われる将棋まつり、ことしは青森市文化会館の改修で、「そこに来たかー」という感じ。初めての会場で、5時までの制限時間内に撤収を終えるという難事業となった。毎回危機を乗り切れているのは不思議でしょうがないが、偶然運がいいだけなのかも知れない。

⑨盲人全国大会で上位多数
 過去2回全国優勝者を出している本県だが、今回はB級で佐々木秀勝さんが優勝して初段位に。
週刊将棋の報道を見ると、A級3位、B級1位、3位と本県勢が並ぶ。何年かに一度の限られた特別の人ではなく、いろんな部門で次々に上位入賞者が出るのは全体の充実を示していると思うんだけどなあ。

⑩中戸としひろ棋道師範、八段に
こんな大きなニュースが10番目なんて・・・。百石町を将棋の町に創り上げ、全国の規模で活躍する中戸さんがその功績を評価され、アマ最高位の8段に昇段。この件に関連して、近々もっと大きなお知らせがあると思います。

第34回新春恒例将棋大会

日 時 1月3日(水) 午後1時開始
会 場 デーリー東北新聞社
会 費 千円
クラス  有段A(三段以上)
      有段B(初・二段)
      級位者戦

※各クラスの決勝をデーリー東北将棋欄に掲載

主催 日本将棋連盟八戸支部
後援 日本将棋連盟
    デーリー東北新聞社
 

中戸としひろ八段昇段記念大会

平成18年12月17日 旧大山将棋記念館

有段の部
①中川 慧梧五段(八戸市長者中2)
②工藤 俊介四段(青森市南中3)
③三浦 行 五段(八戸市)
③小笠原尚也二段(三沢一中3)

二段位獲得戦
①山岸 太一初段(弘大3)
②成田 豊文初段(青森市古川中1)
③大澤 啓二初段(青森市古川小5)
③櫻井 飛嘉1級(青森市堤小5)

第7回GC戦結果

平成18年12月10日(日) 青森支部将棋道場

①中川 慧梧(八戸市)4-0  7
②飯田 巧 (むつ市)3-1  8
③奈良岡 実(青森市)3-1  5
④田村 純也(八戸市)2-2  11
⑤工藤 俊介(青森市)1-3  10
⑥船橋 隆一(青森市)1-3  9
⑦高杉 航平(つがる市)1-3 8
⑧北畠 悟 (つがる市)1-3 6

結果だけ見れば、 中川君が順当に勝ったというところでしょうか。今年一年中川君の年だったと思います。来年は、県内の大会だけでなく、全国の大会でも良い成績を残してもらいたいと思います。
GC戦としては、全敗者がいなくて良かったと思います。若手が4人参戦していますが、この人たちに続く若手がどんどん育ってほしいと思います。また、大人もそれに負けないように頑張ってほしいと思います。

大和ハウス場所の結果

掲示板より転記
平成18年12月3日(日) 
53名参加

 有段A戦
 優勝 中川慧梧五段(八戸市)
 2位 矢田均四段(田子町)
 3位 三浦仁志四段(八戸市)
 3位 飯田巧五段(むつ市)

 有段B戦
 優勝 後藤正輝初段(弘前市)二段へ
 2位 成田豊文初段(青森市)
 3位 石村靖夫初段(八戸市)
 3位 道合昌司初段(八戸市)

初段位獲得戦
 優勝 駒木颯平1級(青森市)初段へ
 2位 金崎暁1級(八戸市)
 3位 根城良男1級(八戸市)
 3位 三浦政志1級(八戸市)

 飯田さんの連勝記録もストップしてしまいました。誰に止められたのか興味のあるところです。
初段戦では駒木君が見事初段を獲得。おめでとうございます。確かまだ3年生だったと思います。これから、どれぐらい伸びるのか楽しみです。

順位戦

順位戦B級1組で行方先生が好調です。まだまだ折り返し地点ですが、この調子で行ってもらいたいと思います。
「A級になったら・・・」とか思わず考えて口に出してしまいそうですが、それを言葉にしてしまうと「ジンクスする」ということで、英語圏でも良くないことだそうです。青森将棋界でもこれまでどれほど「ジンクスした」ことがあったことか。ほろ苦い思い出が浮かんできます。ここはジッと3月まで見守っていきたいと思います。

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