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第1回弘前市民将棋大会 雑記2

050320-002-1 大会当日の朝、快適とは言えない眠りから覚めた私・豊川・船橋の3名はガストで朝食を食べ、陸奥新報に向かった。9時過ぎに会場入りするとそこには既に多くの小学生がおり、思い思いの対局をしていた。大会に小学生の数が多いと大会そのものに活気・賑わいが出てくる。弘前での底辺の拡大が着実になされていることに関係者各位の熱意が感じられた。もちろん、小学生クラス以外のA・B・C各クラスには学生・大人も参加し、総勢91名参加と盛り上がりのある大会となった。初めに予選組み合わせの抽選と主催者挨拶を挟み、予選リーグが開始されたが、そこに行き着くまでに多くの時間を費やしたように思う。誰のせいというのではなく、運営の部分にもう少し多くの人がサポートできればスムーズにいくのではないかと思った。どの大会でも運営は大変な反面、協力者が少ないのが現状だ。私の勝手な意見だが、大会に来ている父兄の方にお手伝いしてもらえるような環境をつくり、協力していただければいいように思うがいかがだろうか。

 Aクラスには39名参加者があり、その中には横山さん、天内さんなどの地元強豪。弘大からは、落久保君や豊川君他。中学生では高杉君、俊介君、船橋君。青森市からは潤一さんや木村さん。そして管理人さんを始めとする地元の方々と多様なメンバーが揃った。私の1回戦目は弘前大学の松下君だった。たしか初段のはずだが、恐らく同等レベルだろうし、負ける可能性も大いにあると思った。しかしながら、結果としてうまく捌くことが出来、快勝することができた。二戦目も勝利し、予想外に2連勝通過することができた。掲示板で強気な発言をした手前、周りからの「さすがですね」という社交辞令兼冷やかしにも、喉まで出かかった「これで満足ですよ」という言葉を飲み込み、苦笑いを返すのが精一杯だった。
 他のリーグに目を向けると豊川君が脱落し、管理人さんが高杉君に討ち取られていた。私が予選通過し、管理人さんが不通過などという機会はめったにないので、無念の管理人さんに心から「残念だったね」と労いの言葉を送ったのは言うまでもない。

 決勝トーナメントでは8名が0回戦を戦ったが、そこで敗退したメンバーは、横山幸男・天内知二・木村大輔・菊池裕樹の4名で、ベスト4のメンバーだと言われれば素直に信じてしまう面々が初戦で敗退してしまった。これが、この大会の結末をあらぬ方向へと進めてしまった一つの要因だ。特に、優勝候補の横山さんが葛西さんに敗れるという波乱があった。葛西さんは弘前支部の強豪ではあるが、まさか横山さんが負けるとは想像できなかった。
 
 私の決勝トーナメント初戦は高杉君とだった。高杉君は実力がありながら段位戦で勝ちきれないでいるが、すぐに四段位を獲得してもおかしくない棋力を持っている。何より北畠先生という誰もがうらやむ師匠がいる。高校に入ってからより強くだろうと期待されている逸材だ。
将棋としては私の四間飛車対高杉左美濃の戦いとなり、中盤から私の不利な状況が長く続いたが、お互い時間を多く使いすぎ、時計の叩き合いとなってしまった。結果として高杉君の針が先に落ちてしまい、味の悪い勝利を得る結果となった。大会の進行上や機材の関係で切れ負け方式を用いざるを得ないかもしれないが、この方式では最後に時計の叩き合いとなってしまい、どうしても将棋ではなくなってしまうのが残念だ。他では、船橋vs柳谷翔太の同門対決があり、船橋君が勝ちを収めた。

 2回戦は葛西さんとの対戦となり相振り飛車となった。葛西さんは弘前支部の団体戦に出場するぐらいで、個人戦にはあまり出場していないというが、実力者であることには代わりがない。中盤、葛西さんが機敏に仕掛けてきたが、あまりにピッタリの反撃が決まってしまい、思いがけず大優勢の展開となった。最後はふらふらになりながらもなんとか勝ちきることができた。
 なんとこれでベスト4進出である。これを事件と言わずになにを事件と呼ぶのだろうか。落久保君との準決勝を前に私を知る人たちが周りを囲む。その表情は私を励ますというより、滅多に見ることができない貴重なものを見つけたような好奇心とあまりにも面白すぎる展開に野次馬根性丸出しで、笑いをこらえるのに精一杯といった感じだ。そんな不謹慎なギャラリーには意識を向けないよう、高田総統モードへと意識を切り替えた。
 一方の準決勝は船橋君を下した潤一さんと俊介君の対決となっていた。この準決勝に残ったメンバーは、佐々木・落久保・工藤・私というHPのために用意したと言われてもしょうがない非現実的なメンツである。潤一さんと俊介君は分かるとして、落久保君と私が残っているなど話として出来すぎである。。お笑いネタとしては最高の環境となった準決勝だが、ここで管理人さんは帰らなければいけない時間になってしまった。これだけ面白い状況を目の前にしながら、帰らざるを得ないとはつくづく因果な人である。そんな管理人さんではあるが、母国に帰国するゲルゲイさんに将棋の本を10冊ほどをプレゼントしていた。見込みのある若手にだれかれ構わず、本をプレゼントしているそうだが、中々出来ることではないと思う。

 準決勝の対戦相手の落久保君は大学を卒業し弘前を離れることになっている。これまで弘大将棋部を引っ張ってきた中心的人物だ。落久保君との別れを惜しみ、こちらの大会に参加した人も多い。我々にとっては、今大会の主役でもある。ここで、優勝して自身の送別会に花を添える形になれば最高だが、だからと言って手を抜いて負けるわけにはいかない。そもそも失礼である。先日、順位戦で土佐七段が昇級を掛けた一番を既に降級が決まっている田丸八段と戦った。田丸八段はその一番に和服で挑み、見事勝利したそうである。いかなるときにおいても真剣勝負をするということは将棋指しとして最低限の礼儀だと思う。
 戦型は、初戦の松下戦とほぼ同型の、四間飛車対落久保君の居飛車穴熊となった。穴熊に囲われる前に浮き飛車から攻めようとしたが、うまく対処され、結果的に松尾流穴熊とダイアモンド美濃の陣形になった。この時点では堅さ負けで一方的な勝負になることを覚悟した。飛車の捌きあいから一瞬桂得になったが、と金での攻めを見せられて厳しいかと思った。しかし、桂香での端攻めがうまく決まった形となり堅かった穴熊を崩すことができた。最後はなんとか詰ますことが出来、決勝進出となった。一方では俊介君が潤一さんを下し、決勝進出となった。今回も奈良岡門下が潰し合う結果となった。どうして、こうも同門や家族が同じブロックに固まってしまうのか不思議でならない。誰かが研究して学会発表してもらいたいものだ。「同門・家族間への万有引力の法則の適用について」

050320-016佐々木vs工藤戦の感想戦をする面々。右上が落久保君。

 決勝の相手の工藤俊介君は言わずと知れた若手のホープである。県主要タイトルを取れるかどうかと言うより、いつ取るのかが問題の中学生である。また、飯田さんや横山さんを押しのけて現在の大会王ではないだろうか。どの大会においても工藤ファミリーを見かけないほうが珍しいぐらいだ。
 私が決勝進出するなど本来であれば有り得ない話ではあるが、折角のチャンスを目の前にして簡単に負けるつもりなど毛頭にもなかった。俊介君は四間飛車に対して恐らく急戦で仕掛けてくるはずだ。それであれば、ある程度の対策を用意しているので、もしかして一発入れることができるかも知れないと考えた。戦型は予想していた通り、四間飛車対長谷川定跡となった。しかし、Aクラスの決勝など場違いなところに来てしまった私は、対局中にも関わらず、もしかして優勝してしまったらどうしようとか、本当に陸奥新報に棋譜が載ってしまうのかなど、要らない考えばかりが頭の中を駆け巡った。結局、より良さを求めて変化したが、私が独り相撲を取った形となり、形勢が傾いてしまった。最後、アヤがあったみたいだが、私の棋力では見つけることが出来なかった。いずれにしても準優勝などという、これからも有り得ない賞を頂くことができた。一方、これで確かAクラス3回目優勝の俊介君は抱えきれないほどの優勝賞品を頂いた。父親と一緒でなければ持ち帰ることができないぐらいの数量だった。

 決勝では残念ながら敗れてしまったわけだが、これは高田総統の衣装を身にまとっていなかったため、力を出し切れなかったと、自己分析している。しかし、あの衣装を着こなせるのは小田桐団長しかいないとも確信してしている。まずはあの衣装を着こなすための修行からはじめたいと思う。

050320-015-1流転にて熱く語り合う小田桐さんと柳谷君

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