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金浜王将戦

 ヤマセ模様の南部の空から霧の八甲田を通り抜けると、まるで別世界のように青空が広がっていた。
例年ならそのはずだったが、今回の青森市は雨模様だった。
 金浜王将戦の当日所要があり、青森市に立ち寄りはするが参加できないことは分かっていた。それでも少しだけでも森内三冠を拝むことはできるだろうと当日車を走らせた。青森市駅前で用事があり、駅前から金浜まではどうやったら行けるのか前日地図をみたら、有料道路を通ると一本道であることが分かった。青森市内に不案内な私にはなんとも好都合である。 青森に10時前につき、10時からのイベントに出席しなければと思っていたが、別に出なくても良いものらしく、これは好都合と急いで金浜に車を走らせた。道は一本道ということもあり何の不安もなく到着できたが、駐車場は車があふれるほどで、なんとか奥のスペースに車を止めることが出来た。
早速会場内に入ると多くの参加者の熱気であふれかえっていた。 早速デジカメで撮影しようと思うまもなく、指導対局を進められ気づいたときには管理人さんと二人で伊藤慎吾三段の前に正座していた。私は潤一さんの悪魔の囁きを素直に聞き入れてしまい、無謀にも飛車香落ちで戦うことになった。当然管理人さんも同等のレベルで戦うものと思っていたが、なんと飛車角落ちでお願いしているではないか。管理人さんより弱い私が飛車香落ちではお話にならないだろうと覚悟して盤に向かった。駒落ち定石を全く不勉強な私は攻め手のないはずの上手に先攻されあっけなく土俵を割った。自分の弱さを痛感すると同時に奨励会三段の強さの片鱗を体感することができた。指導していただけるとは思っていなかっただけに対局を進めていただいた奈良岡さんと佐々木潤一さんに感謝いたします。
 あっけなく吹っ飛ばされた私とは対照的に管理人さんは定石どおり65歩の位取りから着実に駒を進めていった。なるほどこうやって指すものかと感心してたのも束の間、上手の王様が単身でするすると阿部陣に侵入してくるではないか。なんとか入玉を阻止しようとしたがままならず、1段目まで進入を許してしまった。それでも勝負としてはまだまだこれからではあったが、長手数になると感じた渡辺会長より引き分けが告げられた。なんとも管理人さんらしい結末である。

 私はそこで中座し大会の最後のほうに舞い戻ることができた。そこでは、森内三冠、片上四段、伊藤三段による指導対局が行われていた。なんとも贅沢な大会である。
 金浜王将戦は金浜擁護園で開催させることもあり、いわゆる障害者の方と触れ合うことができる数少ない機会だ。それも盤を挟めば一人の人間としてその方々と向き合うことになる。私も昨年金浜の方と対局させていただいた。最初こそ大丈夫かなといらない心配をしていたが、指す手は緩みなくこれは一筋縄ではいかないなと思うころには体勢は決していた。なんとも自分の曇った眼を恥じ入ったものだ。
 青森県内に数ある将棋大会の中でもこの金浜王将戦とアウガ大会はコンセプト・熱気ともに素晴らしい大会だと思う。金浜王将戦はただの将棋大会の枠に収まらない貴重な社会体験をすることができる大会だと思う。これまでこの大会を育ててきた運営はじめ後援の方々のご努力に頭が下がる思いだ。そして、この大会を通じて子供たちが何かを感じてくれることを願わずにはいられない。

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