« 2004年4月 | トップページ | 2004年6月 »
高段者戦決勝トーナメント
0回戦 佐々木潤一 清川仁志
藤原成仁 菊池祐樹
橋立正大 伊藤孝世
晴山六郎 伊藤貞人
1回戦 田村純也 佐々木潤一
佐藤敏樹 高橋吉成
岩泉毅 野月純美
藤原成仁 中川慧梧
横山幸男 橋立正大
奈良岡実 飯田巧
小向賢二 和田英治
北畠悟 晴山六郎
2回戦 田村純也 佐藤敏樹
岩泉毅 藤原成仁
奈良岡実 横山幸男
小向賢二 北畠悟
準決勝 岩泉毅 田村純也
小向賢二 奈良岡実
決勝 小向賢二 岩泉毅
三段位獲得戦決勝トーナメント
1回戦 工藤誠 seed
高杉航平 佐々木将志
松下直生 西沢裕
相馬美咲 seed
船橋隆一 seed
谷悟 滝沢伸吾
木村大輔 豊川直人
小泉政一郎 seed
2回戦 工藤誠 高杉航平
相馬美咲 松下直生
船橋隆一 谷悟
木村大輔 小泉政一郎
準決勝 相馬美咲 工藤誠
船橋隆一 木村大輔
決勝 船橋隆一 相馬美咲
初段位獲得戦トーナメント
1回戦 成田圭 佐藤隆宏
倉内忠一 橋畑真幸
中村利治 倉内翔平
福田巧真 山木翔平
後藤正輝 佐藤周平
北畠光永 大友龍治
宮野善徳 大山順二
岩崎一美 木下和輝
2回戦 成田圭 倉内忠一
福田巧真 中村利治
北畠光永 後藤正輝
宮野善徳 岩崎一美
準決勝 成田圭 福田巧真
北畠光永 宮野善徳
決勝 成田圭 北畠光永
ファイルのダウンロード
県代表の全国大会での成績をまとめてみました。
全国の壁が厚いことが分かります。近年の最高成績は
主宰のアマ王将ベスト4で、アマ名人や朝日アマで苦戦しています。
これ以上の成績を望むにはアマ連のレーディングで2250以上の
実力が必要と思われます。
高段者戦
1回戦 佐藤敏樹 窪田武
斉藤司 清川仁志
小田桐弘雅 成田貴幸
三津谷一途 田村純也
工藤俊介 杉澤邦広
菊池祐樹 荒川要吉
飯田巧 中川滉生
矢田均 類家方義
2回戦 斉藤司 佐藤敏樹
三津谷一途 小田桐弘雅
工藤俊介 菊池祐樹
飯田巧 矢田均
準決勝 三津谷一途 斉藤司
飯田巧 工藤俊介
決勝 飯田巧 三津谷一途
3段位獲得戦
1回戦 岩部勝蔵 seed
豊川直人 中村友己
佐藤賢治 久慈将蔵
上野行雄 seed
松本徳吉 seed
伊藤重雄 西舘清
西舘昭成 関川直史
安部豊 seed
2回戦 岩部勝蔵 豊川直人
佐藤賢治 上野行雄
松本徳吉 伊藤重雄
安部豊 西舘昭成
準決勝 岩部勝蔵 佐藤賢治
松本徳吉 安部豊
決勝 松本徳吉 岩部勝蔵
初段位獲得戦
2回戦 佐々木将志 seed
駒沢真己 小笠原尚也
工藤勝美 川村武夫
西舘昭平 seed
準決勝 佐々木将志 駒沢真己
西舘昭平 工藤勝美
決勝 佐々木将志 西舘昭平
駒沢真己 ○ ○
工藤勝美 ×○
橋畑真幸 ××
佐々木将志 ○○
小笠原尚也 ×○○
倉内翔平 ××
沼口斉 ○××
西舘昭平 ○
金崎航 ××
川村武夫 ○
西舘清 ○○
田中貴重 ×○×
駒木繁男 ××
中村友己 ○×○
岩部勝蔵 ○○
岡沼正二 ×○×
関川直史 ○×○
小笠原正 ××
久慈将蔵 ○○
尾崎清太郎 ××
豊川直人 ○×○
田中佳介 ×○×
西田明斗 ○×○
佐藤賢治 ×○○
上野行雄 ○○
道合昌司 ××
中西鎮雄 ××
安部豊 ○○
市沢静男 ○××
松本徳吉 ×○○
西舘昭成 ○○
工藤佳織 ××
伊藤重雄 ×○○
荒川博雅 ○××
松倉宏樹 ××
中川慧梧 ○××
成田貴幸 ×○○
類家方義 ○○
杉澤邦広_○×○
猪久保康幸××
工藤俊介_○○
城前隆__×○×
窪田武__×○○
松井不二夫○××
矢田均__○○
高橋克明_××
三津谷一途○○
三浦仁志_××
田村純也_○×○
細田秀臣_×○×
菊池祐樹_○○
坂福志__××
笹田和昭_○××
小田桐弘雅×○○
斉藤司__○○
竹内健二_×○×
松山博之_××
清川仁志_○×○
飯田巧___○
中川滉生_○
沼山与三郎××
荒川要吉 × ○○
沢目忠治 ×○ ×
佐藤敏樹 ○ ×○
決勝戦の中盤戦が始まってまもなく、あまりに意外な展開に再度読み直してみるが、どう考えても相手が必死になってしまう。こんなにもあっさりと勝っていいものかと思いつつ、必死をかけた。相手は余りある時間を使い懸命に考えたが、必死を受ける術もなく投了となった。あまりにもあっけない幕切れに、戸惑いとこれで三段位戦を戦わなくてもいいという安堵感を感じた。
私の三段位への挑戦は初段をとってから3年あまりの間だった。それは、私より若い世代の踏み台という側面もあり、辛いものでもあった。
滝田亮・岩泉毅・中川慧梧・工藤元・外山潔・成田憲俊・落久保政伸・松原寛隆・中川滉生。
今にしてみれば、獲るべくして獲ったとも言えるが、数日前まで棋力が同程度の少年たちに壁となって立ちはだかることもできず、追い抜かれることに無力感だけが増していった。もちろん、同じ土俵で戦った彼らが現在県代表クラスと互角に戦っていることを我が事のようにうれしく思うし、またそれ以上の可能性を秘めていることに大きな期待もしている。
30才近くになって大会に出始めた私にとって三段位獲得は小さな通過点ではなく、大きなゴールだった。初めの大きなチャンスは平成14年5月の大会で決勝に進んだ時だったが、敢え無く敗退した。そこで自信を深めた私にとって、三段位は目の前にあるかのように思えた。しかし、それから多くの大会でいいところまではいくが、敗退してしまうという繰り返しだった。それと共にこの年代にとっての戦いは限られた時間との勝負でもあった。棋力向上にあてる時間は年々少なくなり、棋力が低下しているのはないかという不安と、どうせ出場しても取れないだろうという諦めからモチベーションを下げてしまう悪循環に陥ってしまった。また、今年に入ってから、この「おまけ」を更新していくことにもなり、その中で、取材をすることに楽しさを感じるようにもなった。大会に行って取材だけをするというのは、敗退して悔しい思いをしなくても済むだけに、ますます大会参加への足を鈍らせることにもなった。
そんな私にとって、今回の大館場所が意外にも今年3回目に出場した大会だった。とりあえず、参加してみようという程度の気持ちで、開会式が始まるころに感じていた程よい緊張感もこの頃は感じなくなっていた。
予選の緒戦は普段の力を出せば負けない相手だった。中盤優勢になり、一気に行くべきところを躊躇し、攻守が逆転しまった。そこから、信じられないような悪手の連続で、まさかの逆転負け。落ちるところまで落ちてしまったなという思いだった。気を取り直して予選2戦目を戦った。そこで、序盤早々相手が王手に気づかず、王手放置負けとなった。余裕があれば「王手ですよ」と教えたかもしれないが、目先の一勝に飢えていた私は黙って王様を取った。ルール上何も問題がないと思うが申し訳ない気持ちもあった。しかし、その一戦が転機となったのかなんとか予選を通過することができた。予選は通過したが体調的に頭が冴えず読みが甘い状態で、中川滉生君に「今日はどうも冴えないみたいだ」と愚痴ったところ、「いつもの事でしょ」と慰められた。
トーナメントの抽選でいつものように「シードを引きたいなあ」などと話していると、池田先生に「1回戦から勝ちあがって勢いをつけるということも考えられるだろう」とたしなめられた。いつもシードを引いてぬか喜びをしていただけに、今回はどちらでもいいように心の準備だけはしてトランプを引いた。結果はシードだったが努めて平常心でいるようにした。
決勝トーナメントでも内容的には褒められるものではなかったが、2勝で決勝まで進むことができた。反対の山からは当然豊川君が勝ちあがってくると思っていたが、思わぬところで敗退していた。決勝ではいつも負けなれているだけに、さして気持ちが高ぶることもなく淡々と試合に臨むことができた。内容は初めに記した通りだが、全体を振り返っても緒戦に敗れて以降は淡々と勝ち上がり、決勝も山場が来る前にあっさりと終わってしまった。自分で言うのもなんだが、盛り上がりに欠ける三段位戦だった。私にとっては運が良かったとしか言いようがない。
これまで、三段位獲得戦に参加して印象に残っている大会は昨年の金浜王将戦だ。このクラスではそれなりの自信があったが、そこでの成績は2勝3敗という不甲斐ないものだった。青森方面の層の厚さを痛感した大会だった。
そして、今年も熱戦が繰り広げられるであろう6月の東奥日報での3段位獲得戦は最もレベルの高い大会だと思うし、ここで獲得した3段位は最も価値があると思う。選手として出場しなくても良くなった分、誰が優勝するのか今から楽しみだ。
最後に、優勝のお祝いということでバイキングに誘われはしたが、彼らの読み筋どおり、私と飯田さんでおごる羽目となった。負けてもただでは起き上がらないやつらである。今回ただ飯にありついた負け犬君たち3名にはこれまで以上の活躍を期待したい。
▽準々決勝
嘉瀬松雄―飯田巧○
北畠悟 ―田村純也○
横山幸男―浅田隆利○
渡辺徹 ―橋立正大○
▽準決勝
飯田―田村○
浅田―橋立○
▽決勝
田村-橋立○
A組名人戦(二段以上)
①土橋惇郎四段(釜石東中三年)
②田村純也四段(八戸市)
③船橋隆一二段(青森・筒井中二年)
③三津谷一途四段(弘前大学四年)
▽B組
①住吉健太郎君(青森南高校二年)
②小笠原尚也(三沢一中一年)
③山木悠太朗(三沢・上久保小六年)
③敦賀匡朗(五所川原一中一年)
▽C組
①三村浩幹君(百石小六年)
②千葉智陽(五所川原中央小五年)
③倉内翔平(青森・鶴ケ坂小六年)
③河内大兵(十和田・北園小四年)
①菊池祐樹
②杉澤孝亮
③相馬美咲
③横山裕也
高段者戦
①田村純也四段(八戸市)
②矢田均四段(田子町)
③杉沢邦広三段(階上町)
③竹内健二三段(六ヶ所村)
三段位獲得戦
①中川滉生(八戸市)
②船橋隆一(青森市)
③西田明斗二段(むつ市)
③西舘明成二段(百石町)
初段位獲得戦
①沢口諒允(岩手町)
②工藤輝明(青森市)
③小笠原尚也(三沢市)
③駒沢真己(三沢市)
本戦入り決定戦(左側が勝ち)
浅田 隆利 四段(七戸町)ー大池 陽佑 四段(青森市)
田村 純也 四段(八戸市)ー佐々木潤一 五段(青森市)
横山 幸男 五段(弘前市)ー工藤 俊介 四段(南中1)
橋立 正大 五段(むつ市)ー三上 勝行 四段(黒石市)
北畠 悟 五段(五所川原市)ー旦代 一男 四段(青森市)
飯田 巧 五段(むつ市)ー奈良岡 実 五段(青森市)
前年優勝者シード 嘉瀬 松雄 五段(青森市)
敗者復活戦(準決勝から)
渡辺 徹 四段(青森市)ー阿部 浩昭 三段(弘前市)
木村 大輔 二段(青森市)ー長谷川 正人四段(浪岡町)
決勝
渡辺ー木村
最近のコメント